ネクタイの基礎知識 : ネクタイの歴史 |
|---|
ネクタイの起源
ネクタイの起源についてはいくつかの説があります。
そのなかで最も有力なのは、17世紀のクロアチア兵の首飾りを起源とする説です。クロアチア兵の首飾りは「Cravate」(クラバット)という名前で、一般市民の間に普及していきました。現在でもフランスやイタリアではクラバットという名称が使われているようです。当時のクラバットは現在のネクタイの形状とは異なり、スカーフを首に巻いて結んだようなものでした。なお、ネクタイの幅が広いほうを大剣、幅が狭くなっているほうを小剣と呼びますが、この名称も、兵士の首飾りを起源としていることに関係していると思われます。
現在のネクタイの原型に近いものは、19世紀のイギリスで生まれたといわれています。イギリスでは、ネクタイをして競馬場に足を運ぶというスタイルが流行り、現在のものとほぼ同じ形状のネクタイが、紳士の競馬場ファッションとして広く浸透したといいます。ちなみに、首にアクセサリーをつけるという発想自体は非常に古くからあったようで、3000年以上前の古代エジプトのミイラにも、首飾りをつけたものがあるそうです。
日本に入ってきたのは江戸末期
日本にネクタイが伝わってきたのは、江戸時代の終わりごろといわれています。最初にネクタイを着用した日本人はジョン万次郎だそうです。彼がアメリカから帰国した際にネクタイを持っていたそうです。
はじめて国産のネクタイが作られたのは明治初期で、当時の政府が洋装を奨励したこともあって、徐々に一般市民の間に広がっていったといいます。現在ではご存知の通り、社会人男性のフォーマルな服装として、完全に定着していますよね。父の日などのプレゼントとしても、定番のアイテムになっています。
2005年から環境庁によってクールビズが推進されており、ネクタイの売り上げは減少しています。しかしフォーマルな席では依然としてネクタイは必須となっており、正装にはかかすことのできないアクセサリーといえるでしょう。

